ポリ袋印刷コラム

ゼロから知る生分解性プラスチック~限界まで簡単に解説してみた~

生分解性(せいぶんかいせい)プラスチックとは?

「生分解性(せいぶんかいせい)プラスチック」もう、言葉からして難しいですね。

恐らく口に出しただけで、頭が良さそうに聞こえてきます。

 

今回は、化学式や構造式、生分解性プラスチックがいかに分解されるかなどのプロセスや分解パターンの話……は一切省きます。

「生分解性プラスチック」を全く知らない方の為に、概要と時代背景をざっくりとご紹介することで、ポリ袋の今と未来を知っていただければと思います。

 

今、ちょっと時代が動いているよ~というお話です。

 

目次
・要するになんなのか?
・そもそもなんでプラスチックが環境破壊の元って言われてる?
・こうして生まれた、生分解性プラスチック
・普通のポリ袋と生分解性ポリ袋の違い
・スーパーのレジ袋の海外事情
・生分解性ポリ袋(ビニール袋)は、破けたり溶けたり、使っている間に分解しない?
・これからのプラスチック製品の常識に。
・まとめ

要するになんなのか?

さて、勇気を出して、「生分解性プラスチック」や「生分解性ポリ」と検索をすると、何やら難しい学術的な文献が沢山出てきて……

気合いを入れないと全く頭に入ってきません。

 

しかし、言いたいことを、ものすごくシンプルに訳すと要するに、自然に還るプラスチックのことだそうです。
エコなイメージ
最初から「エコなプラスチック!」とか、「溶けるプラスチック!」とか言って欲しい所ですが、曖昧に定義してしまうと、賢い人達は非常に困ってしまうので、この名前が定着したようです。

 

さらには、名前には定義づけも必要なので、現在では、こんな感じに定義されています。

 

生分解性材料とは、微生物によって完全に消費され自然的副産物(炭酸ガス、メタン、水、バイオマスなど)のみを生じるものWikipedia(生分解性プラスチック)

 

これもまた、急に言われるとちょっと難しいですね……。

 

ざっくりまとめると語弊もありますが、ここでご紹介する内容は初見の方向けなので、あえてざっくりまとめると、かつて(1989年頃)には、「微生物が食べるから環境に悪くないプラスチック。」とザックリ定義されていたものが、今では

 

微生物が食べて、いつか完全になくなるプラスチック。ただし、そもそも地球上に存在してた物質が残る場合はセーフ。

 

という風に、定義が厳しくなる形で変わっていったということなのです。

 

環境問題に歯止めをかける為にも、必要な厳しさが出てきているのでしょう。

そもそも、なんでプラスチックが環境を破壊するって言われてるの?

例えば、他人に「プラスチックって何がだめなの?」と聞かれて、すぐに答えられるでしょうか?

改めて、整理してみましょう。

 

今、モニターから顔をあげて、「プラスチックを探してください」と言われると、私達の身の回りには、プラスチックで出来たものが非常に沢山あります。

 

コップ、ストロー、ゴミ箱、ペットボトル、家電、パソコン……etc。

 

ものすごく多くの物に、プラスチックが使われています。

私達の現代社会では、プラスチックなくして生きてはいけないのです。

 

さて、なぜプラスチックは環境に悪いと言われることがあるのでしょうか?

 

その理由の内、重要なポイントは、“腐らないから。”です。

 

ゴミのイメージ

世の中にある物質は基本的には、全て腐ります。

食べ物も、生き物でも、植物でも、金属でさえ、錆びます。(これも腐食)

 

ところが、プラスチックは錆びないし、腐らないのです。

人間の世界にある間は、再利用が出来たりしますが、自然界に流れると、消えてなくなる事がありません。

 

「プラスチックは、自然界では、消えないから!」

これがプラスチックの大きな問題なんですね!

さて、
「プラスチックの何がだめ?」

もう答えられますね!

 

友達に聞かれたら言ってやりましょう。

 

プラスチックは微生物等によって完全に消費される事がなく、自然的な副産物である炭酸ガス、メタン、水、バイオマス等を除く物質に還元せず地球に蓄積されるから。

 

というか、君の言うプラスチックって、石油成分由来の合成樹脂の内、ポリ塩化ビニル系製品の事かな?

こうして生まれた、生分解性プラスチック

プラスチックは便利。

でも、環境破壊は深刻……

という事が改めて分かりました。

 

「プラスチック反対!」

 

そう言う方も、もちろんいらっしゃれば、こう言う方もいるんですね。

 

「自然に還るプラスチック作れば良いのね。了解。」

 

研究者

 

人間はすごいです。

今、研究に研究が重ねられ、自然に還るプラスチック、つまり“生分解性プラスチック”がアツいのです。

 

ストローを廃止しようとする動きや、ポリ袋の有料化の動き……
今、世間はプラスチック離れしようとしています。

しかし、プラスチックは便利です。

便利すぎて、とても人類が手放せるものではありません。
プラスチックの環境問題の背景では、環境への配慮とビジネス性を両立させた製品が研究されているという事です。

普通のポリ袋と生分解性ポリ袋の違い

さて、生分解性プラスチックを使ったポリ袋(ビニール袋)を例にあげると、気になる“見た目”はどう違うのでしょうか?

 

なんと、殆ど見た目は違いません。

違うという事は、今までのデザイン性を崩さずに扱う事ができます。

もちろん、印刷も出来ます。

ちなみにレジ袋だけでなく、アパレル店舗などでも使われているような透明な手穴タイプのポリ袋も製造できます。

生分解性のレジ袋とポリ袋
生分解性ポリの印刷

良いことばかりではなく、原材料のコスト差は3~5倍かかります。

微生物に分解してもらうためには一般的なポリ袋とは異なる原材料で作ったり、特殊な添加物を使用したりする必要がある為、製造原価が高くなります。

スーパーのレジ袋の海外事情(アメリカの場合)

日本でお馴染みのレジ袋……

レジ袋と言えば、「ポリ袋」が当然の日本ですが、これは国が違えば当然ではありません。

 

例えばアメリカの場合、スーパーや小さな商店で買い物をすると、“You need a bag?”(入れ物いる?)と友達に話しかけるような口調で聞かれます。

もらってみると、なんと紙袋だったりします。

 

更に紙袋によっては、“plese recycle this bag”(リサイクルしましょう。)と書かれていることがあります。

 

アメリカの何割かのレジ袋は、ポリ袋ではなく、紙袋なんです。

日本でも紙袋のお店はありますが、スーパーのレジ袋が紙袋という点においては、違いがあるようです。

 

環境に対する意識が高いからかもしれません。

 

また、アメリカの場合は特に性悪説が強いというか、「人間は放っておくと悪いことをするんだぜ!」という前提で考える事が日本に比べるとやや強い為、家庭からリサイクルできないゴミを捨てる量が減ると、ゴミ回収の料金が安くなるという、分かりやすく家計にお金の形で還元される仕組みさえあります。

 

捨てるかもしれないポリ袋を世にばらまくなんてもっての外、ということでしょうか・・・。

 

どんな理由であれ、環境を破壊しにくい紙袋タイプのレジ袋が主流の一つとは、素晴らしいですね!

また、アメリカで健康食材を売りにして爆発的に人気のある、Whole FoodsやTrader Joe’sなどのスーパーでは、エコバッグにも力を入れています。
耐久性もあり、デザイン性も高い、おしゃれなエコバッグが売られています。

アメリカのエコバッグ

そして、それのエコバッグを車に乗せている人が多いです。

(日本の都心部では、車で移動している人の割合が少ないのに比べて、アメリカの多くの地域では、日本の地方のように一人一台車の世の中です。)

 

日本では、1回あたりに買う量も少ないですし、都心部で大きなエコバッグを持ち歩くのも大げさになってしまうので、コンパクトなエコバッグが人気ですね。

 

ただ、これも定着率は高いとは言えませんが……
エコバッグの普及率自体は、徐々に増えている*そうです。
*2008年時点の統計調査で約8割/レジ袋に係る調査(平成20年度)環境省

 

さらに、日本のスーパーでも、レジ袋の有料化が加速しているので、将来的には、レジ袋は紙袋が主流になる可能性さえあります。
もしくは、生分解性ポリ袋と紙袋の戦いが始まるかもしれませんね!

ポイント
ちなみに原価が見合わないからか、アメリカでも1ドル均一ショップ(100均みたいなもの)の類や一部のドラッグストア、小さな個人商店や、大きな大衆向けスーパーなどは、ポリ袋が使われているお店も沢山あります。
あくまで、エコ最先端のお店では、紙袋が主流のようです。

生分解性ポリ袋(ビニール袋)は、破けたり溶けたり、使っている間に分解しない?

生分解性ポリ袋が「自然に還るポリ袋」って、言われると……

大げさな話、使っている間に溶けてしまいそうな気がしませんか?

 

これはやはり化学の力で考えれていて、現在、世の中にある生分解性プラスチックの製品は、数年~数十年間は分解されないそうです。

 

何百年も残ってしまう可能性があるものが、数十年間で分解し始めると考えると、素晴らしいようにも見えますが……

裏を返せば、「数十年間も残ってしまうのなら、結局、環境破壊には変わりがない!」という見方も出てきそうですね。

 

この点も、将来的には研究が進めば、賞味期限が2ヶ月の商品は、分解開始を5年に設計!
対応年数が5年のパソコンは、分解開始を50年に設計!
みたいに、製品によって分解速度を計算(設計)できるのかもしれませんね。

 

ぜひ、ここまで進化してほしいものです。

これからのプラスチック製品の常識に。

価格が高いとは言え、生分解性プラスチック製品の率先した活用は、企業をあげて「環境に配慮しています。」と謳えるという良いブランディングやソーシャルマーケティングにもなりそうですね!

 

流れたプラスチック

更にこの先、全国の様々な店舗で、ポリ袋が有料化していく一方、ポリ袋開発のイノベーションが進んで原価が下がれば、誰もが気軽に使える価格になっていきます。

 

すべてのポリ袋が生分解性ポリ袋になっていく未来が見えてきますね!

まとめ

・プラスチックは自然界で消えてなくなることがない。
・しかし、プラスチックは便利。
・ならば、自然界で消えるプラスチックを作ろう!=生分解性プラスチック
・今の所、ちょっと高い。
・そもそも、レジ袋として紙袋が主流な国や地域もある。
・日本はこの先、レジ袋が生分解性ポリ袋になるか、紙袋になるか?
・いずれにしても、将来的には全てのプラスチックが生分解性プラスチックになるかもしれない。
・今の内に生分解性プラスチックを取り入れると、ソーシャルマーケティングの効果も期待できる


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