
初めての自作ビニール袋|印刷で失敗しない方法
- :
- :2019年10月06日
- :未分類
「オリジナルのロゴを印刷したビニール袋を自作したい。」
会社や店舗はもちろんのこと、最近ではDIYやハンドメイドブームで個人で作った商品を自分たちで販売する機会も増えているので、個人でビニール袋を作る人も増えています。
この記事では、初めて自作ビニール袋に印刷したい方向けに、失敗しない方法をご紹介します。
ビニール袋に自分で印刷することは難しい
自作ビニール袋といっても、ビニール袋に自分で家庭用のプリンターで印刷はできません。
コピー用紙しか対応していない家庭用のプリンターにビニール袋を入れてしまうと、故障になってしまうので絶対にやめましょう。
また、最近ではTシャツなどの布製品に手軽に印刷できるシルクスクリーン印刷のキットが販売されています。
ビニール袋に印刷する場合も、シルクスクリーン印刷という手法で印刷することがありますが、家庭用のキットでビニール袋に印刷は難しいです。
シルクスクリーンのインキは乾燥するのに時間がかかりますし、乾燥するまでに触れてしまうと伸びてしまいます。
布製品の場合は野外で干すこともできますが、ビニール袋の場合は軽いため風に吹かれるだけでインキがヨレて、印刷が汚くなってしまうでしょう。
自作のビニール袋を作る場合は、プロに依頼しましょう。
自作ビニール袋の印刷を依頼するときの流れとポイント
ここでは、初めて業者で自作ビニール袋の印刷を依頼するときの、流れと失敗しないためのポイントをお伝えします。
(1)印刷を頼む前にどんなビニール袋を作るか想定する
まずは、業者に印刷を頼む前に、どんなビニール袋を自作しようとしているのかを考えましょう。
想定しておいた方がいいのは以下の項目です。
- 何を入れるのか
- 袋の形
- 袋のサイズ
- 袋の色
- 印刷する色
- 枚数
- 予算
- 納期
詳しくは印刷業者とのやり取りの中で決めていくので、分かる範囲で大丈夫です。
ただ、項目の中でも「出来るだけ安くしたい」「納期を早くしたい」「かっこいいデザインにしたい」など、どこにこだわるか、優先順位を決めておくと、注文がスムーズに済みますよ。
各項目の決め方は下の通りです。
【袋の形】用途やシーンで決める
ビニール袋と一言で言っても、様々な形があります。
もうすでに作りたい袋の形はイメージできているかもしれませんが、出来上がった後に何を入れるか、どういうシーンで使われるかで形を決めましょう。
■ビニール袋の形とよく使われる用途・シーン
袋の形 | よく使われる用途・シーン |
---|---|
![]() 手穴袋 |
|
![]() レジ袋(Uバッグ) |
|
![]() ショルダーバッグ |
|
![]() |
|
![]() 宅配袋 |
|
ビニール袋の形はその他にも、1枚当たりの料金や最低ロット(何枚から依頼できるか)も考慮して決めます。
詳しいことは、見積もりを出して相談しながら決めるとよいので、まずここでは「だいたいのイメージ」としてどういった形のものが欲しいかを決めましょう。
【袋のサイズ】何を入れるかで決める
こちらもだいたいの想定で大丈夫です。
中のものに対して袋が小さいと使えませんし、大きすぎても袋の中で物が動いて持ちづらくなってしまいます。
ショッピングバッグとして作る場合は、商品によって何パターンか袋のサイズを用意する必要があるかもしれません。
詳しいサイズ感は、サンプルを取り寄せて確認しますが、ここではだいたい必要になるサイズを想定しておきましょう。
【印刷するデザイン】シンプルなものなら簡単にできて低予算で済む
ビニール袋に印刷するデザインをどんなものにするか想定しましょう。
初めて袋の印刷を依頼するのであれば、低予算で済むシンプルなデザインがおすすめです。
カラフルなものや細かいグラデーションがあるデザインは、データを作るのも大変ですし、印刷の料金も高くなります。
また、色がついているビニール袋に印刷する場合は、ビニール袋の色と印刷するインキの色の相性を考える必要もあり、料金も高くなります。
白色や半透明のビニールに、単色でロゴや会社名を印刷するだけなら、簡単で低価格で作れますよ。
■デザインソフトがない場合は業者に確認が必要
袋に印刷するデザインは、多くの場合Adobe IllustratorかPhotoshopというデザインソフトのファイルでの入稿が基本になります。
こういったソフトがなく、手描きやWordなどで作りたい場合は、そのデータで入稿できるか業者に確認してみましょう。
<関連記事>
⇒ ポリ袋のデータを作ってIllustratorの使い方を覚えよう!
【枚数・予算】必要な枚数と予算はバランスで決める
ビニール袋の枚数と予算は、バランスを見て決める必要があります。
自作でビニール袋を作る場合は、少なければ安くなるわけではなく、大量に発注すればその分1枚当たりの値段は安くなるからです。
ですので、ずっと使うショッピング袋の場合は、最初から多めに発注をしたほうが安く済みます。
イベントなどで、そんなに大量には必要じゃないという場合でも、少し多めにすることでオトクに作ることが出来ます。
さらに、大量に発注するのか、少量で発注するのかによって印刷方法や袋の種類が変わってくることもあります。
ここでは、何枚くらい必要で、どれくらいなら予算を使えるかということを考えておきましょう。
<関連記事>
⇒ ポリ袋の小ロット印刷を頼む前に知っておきたい5つの注意点
【納期】1か月以上前に発注がおすすめ
いつまでに必要なのかというのを決めておきましょう。
チラシの印刷であれば2~3日で納品できる業者もありますが、ビニール袋の場合は2~3週間は見積もっておく必要があります。
それより短くなってしまうと、料金が上がる可能性もあります。
ビニールが実際に必要になる日程を決めておき、1か月以上前に発注できるよう動くようにしましょう。
(2)見積りを出してみてサンプルをもらう
ここまで、自作するビニール袋のイメージが出来たら業者に見積もりをお願いしましょう。
業者ごとに値段は違いますが、初めて依頼するのであれば、インターネットでの発注だけではなく、電話でやり取りをしてくれる会社が安心です。
いくつかの業者に見積もりを出して、対応や値段を比較して決めてもよいでしょう。
「出来るだけ安くしたい」「納期を早めたい」「少ない枚数で作りたい」など、ご希望があればここで伝えましょう。
サンプルで実際の商品をいれてサイズを確認
見積もり後いきなり発注するのではなく、一度サンプルを取り寄せるのがおすすめです。
自作で印刷したビニールバッグが届いてから「思っていた触り心地じゃなかった」「サイズが小さくて商品が入らなかった」というトラブルになるのを防ぎます。
手元に商品が届けば、実際に商品を入れてみた時の持ち心地や、耐久性なども肌で感じることが出来て安心です。
サンプルをもらう時間がなければサイズなどを事細かに確認
もし、サンプルをもらう時間がない場合は、商品のサイズなどを細かく確認しましょう。
- 中に入れる商品の横幅・奥行・高さ
- 袋の横幅・マチ・持ち手までの高さ
よくある失敗として、「袋の持ち手の高さを考えられていなかった」「マチがない袋に奥行があるものを入れたことで、高さが足りなくなってしまった」というのがあります。
サイズ確認の際、高さは特に忘れられやすいですが、しっかりと計測して余裕のある袋を発注しましょう。
(3)ビニール袋を発注して、印刷するデザインのデータを入稿する
上記のことを確認したら、発注しましょう。
先述の通り、入稿は基本的にAdobe IllustratorかPhotoshopを使って行います。
データにミスがあると入稿後に担当者から連絡があるので、修正をして再入稿しましょう。
完全なデータが入稿できた日を基準に納期が決まるため、修正が重なると必要だった納期より遅れてしまう恐れもあります。
入稿するときはマニュアルをよく読み、ミスがないようにしましょう。
完全なデータの入稿が確認されたら、あとは納品されるのを待つだけです。
まとめ
自作のビニール袋があれば、作品や商品のブランド力も上がりそうですよね。
ぜひ、オリジナルのロゴなどをビニール袋に印刷してみてくださいね。
弊社レレカでは、お客様のご要望に合わせたビニール袋の制作をいたします。
自作のビニール袋に印刷する際は、是非レレカにお問い合わせくださいね。