このように筆者はとにかく終始はしゃぎ回っていた訳ですが、無知ゆえに現場の方々にご迷惑をおかけしてしまう場面も何度かありました。(反省しております。。。)
そんな経験から、自戒の意味も込めて『コミケ参加者の注意点』をご紹介しようと思います。
コミケに『お客様』はいない!全員が参加者という気持ちで参加しよう
即売会の中でもコミケ限定の特徴ですが、サークルや企業同様、イラストや同人誌を求めて参加する私達のような立場の人を「お客様」ではなく「一般参加者」と呼びます。
- ポイント
- ・コミケットは、いかなる状況になろうとも、表現の多様性を追求し、その自由を守る受け皿であり続けます
・コミックマーケットをとり行うのはすべての参加者であり、内実を作っていくのも全参加者ですコミックマーケットとはなにか? https://www.comiket.co.jp/info-a/WhatIsJpn201401.pdf-より引用
つまり、サークル参加やコスプレ参加者、一般参加者、ひいては運営スタッフ含めてみんながコミックマーケットの一員ということですね。
これは会場に行ったら誰もが感じ取ることができるのではないでしょうか?
あの他のイベントにはない一体感はこの理念から来ています。
なので、みなさんが参加される際にも「私はお金を払うお客様だぞ~」みたいな気持ちで参加しないように気をつけて下さい。
とはいえ、サークルの人たちと交流したい、活動を応援したい!という気持ちで参加すれば、自ずとそういう振る舞いができると思いますので、認識さえしていればあまり気にしすぎないのも重要です。
レイヤーさんを撮影していいのは目線を頂いてから!
これは筆者がやらかしてしまった部分です。。。
会場には前述したとおり様々なコスプレに身をやつしたコスプレイヤーさんが沢山います。気合の入った方から笑いを誘うユーモラスな方など色んなレイヤーさんが所狭しとおられます。
そのため会場は気がつくとはしゃいでしまうくらいエキサイティングな熱気を帯びています。
そこにお気に入りのキャラ衣装を着たコスプレイヤーさんが現れようものなら、自然とシャッターを切ってしまうほどテンションが上ってしまいます(実際上がってしまいました)
ですが、撮影の際には暗黙の了解として「レイヤーさんに声をかけてOKをもらってから」というルールがあります。
レイヤーさんも普段は一般人、という方がほとんどなので肖像権という観点で考えても当然の配慮ですね。
しかし筆者は大好きな「レムりん」のコスプレが目に入った瞬間そんなことを考える間もなくシャッターを切ってしまっていました。。。
それを見た先輩社員から注意を受けて自身の過ちを知りましたが、実際にはフルテンションに身を任せてパシャパシャしまくってしまった人もいるのではないかと思われます。
撮影したい方がいたら「目線ください~」と一声かけて了解を頂いてから撮影するようにしましょう!
※当記事にて掲載させていただいた皆様には撮影&掲載のご許可を頂いております。
無茶は禁物!無理のないスケジュールとルートで臨もう!
コミックマーケットは今や地方だけでなく海外からも来場者が当然のように来る国内最大の即売会となっています。
前回のC94では累計参加人数がなんと53万人にもなったそうです。
これは筆者の住む大阪府内の某市の人口の10倍近い人数です。
それが一同に介するイベントなので、人口密度もえげつないですし、サークル数も誇張なしで数えきれないレベルです。
なにも考えなしに参加してしまうと、本当に入り口までで疲れ果ててしまう可能性まであります。
せっかく参加するのですから、ゆとりを持ったスケジュールで楽しみつくしていただきたいです。
なので参加する方(特に遠方から)は以下の点には留意しておくといいでしょう。
初めて参加するなら入場はお昼ごろからがお勧め
上でも書いたとおり、コミケは参加者の数もものすごいですが、同じく参加サークル数も半端ではありません。
そのため、「隅々まで見て回りたい!」という想いから開場時間にインしたいと考えられる方も多いかと思います。
ですが初めて参加するなら朝イチからの参加は見送るのがベターです。
そもそも開場時間から入りたい人が多すぎて、会場とともに入ること自体、始発で駆けつけないと無理なレベルです。
これは開催年度こそ違いますが、深夜~お昼にかけての行列を撮影してコマ送りにした動画のようです。
これを見たらわかっていただけると思いますが、もう日が昇る頃には行列が出来上がっていますよね。
そして動き出してからも後半に来た人はすぐに入れていません。
一方、一通り行列が捌けてしまってからは並ぶことなくスムーズに入場できている様子も見て取れます。
ちなみに始発参加組はこんな過酷な状況になるようです。
しかもこれで参加したとしても夜中~明け方直行組の後ろに並ぶことになります。。。
確かに一日ですべて回り尽くすor限定のグッズがほしい!ということであれば並ぶ必要性もでてくるかもしれませんが、かなり上級者向けの参加スケジュールであることは間違いありません。
このことから、初めて参加するなら行列が捌けきるお昼以降が断然おすすめです!
もし会場を隅々までみたいなら、昼から半日×2日間のつもりでスケジュールを組むようにしましょう。
加えて会場内では飲食物を摂るのも大変なので、早めの昼食を食べてから参加できればよりGOODです!

お昼ごろならこれくらいなのでまだ楽です。
行き帰りのチケット・宿泊先の確保は事前に!
こちらは遠方から来られる方限定ではありますが、該当する方には最優先事項です。
コミケの開催時期を見てピンときた方もいるかもしれませんが、夏コミはお盆の、冬コミは年末年始の連休はじめに行われます。
これは参加者のみならず、スタッフの方々もボランティアが多くため、なるべく本業がお休みである可能性の高いタイミングを選んでいるためです。
つまり裏を返せば日本における2大帰省シーズンと丸かぶりなため、直前では新幹線のチケットや宿泊の予約が取れません。
筆者はここを甘く見ていたため、帰りの新幹線を捕まえられず、4時間ほど東京駅で新幹線の自由席確保に奔走する羽目になりました。
宿泊施設は新幹線などの交通機関に比べるとまだ取りやすいものの、会場に近いホテルは比較的早い時期からどんどん埋まってしまい、直前だとすごく遠い宿しか取れないという事態も想定されます。
コミケ当日は非常に疲れるため、できれば早めに近隣のホテルを予約してしっかり休めるようにしたいですね。
会場内での周回ルートの目処は事前に立てておく

これはほんとに大事です。
会場は面積も広い上、日によって出廷しているサークルが変わってきます。
もし目当てのサークルがあるならば、その出展日に合わせてスケジュールを組まないといけませんし、特に目当てなどがないという場合も無計画に歩き回っていれば半日はおろか、丸一日かけても全エリアを見て回るのは難しいくらいです。
そのため「いつ、どこをどのルートで周るのか」を事前に決めて、周ることをお勧めします。
その決定に役立つのが後述するカタログになります。
カタログにはいつどこにどのサークルが出展されるのかが網羅されているので、それを元にルートを考えて置きましょう。
事前に調べている段階で気になるサークルに巡り合う可能性もありますし、ワクワクしながら当日の計画を立てるのも楽しいですよ!
せっかくコミケに参加するなら、これらの点に気をつけて無理なく楽しみ尽くしましょう!