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スーパーやコンビニで買い物をしたときにもらうレジ袋や食材を保存する際に使うラップフィルムの素材であるポリエチレンは、暮らしに欠かせません。
日常的に使っていますが、その特徴や似たような名前をしているポリプロピレンとの違いなどを、知っている方は少ないでしょう。
そこで今回は、ポリエチレンがどのような素材なのかを詳しく解説します。興味のある方は、ぜひ参考にしてください。
ここでは、まずはポリエチレンがどんな素材であるのか、簡単な概要を紹介します。
ポリエチレンとは、いわゆる「プラスチック」の一種です。
1930年代に作り方が開発され、1950年代に安価に生産できる技術が見つかり、今日まで普及してきました。
現代のプラスチック製品のほとんどは、このポリエチレンでできているといわれるほど、かなり活用されている素材です。
ちんみに、ポリエチレンはローマ字表記ではPolyEthyleneとなり、頭文字をとってPEとも表記されます。
ポリエチレンといっても、分子量や密度の違いで数種類に分けることができますが、それぞれに共通した特徴があります。それは下記の点です。
続いて、ポリエチレンが持つ長所と短所をいくつか紹介します。
■ポリエチレンの短所
簡単にまとめると、ポリエチレンは低温環境や水に強く、熱に弱いというイメージを持っておくとよいでしょう。
例えば、レジ袋などが、最も身近なポリエチレンだといえるでしょう。
また、食品用のラップフィルムやタッパーなどにも活用されています。
さらに、シャンプーや洗剤の容器などがあげられます。
ポリエチレンは密度によりLDPEとHDPEという二つに分けることができます。
LDPE(Low Density Polyethylene)を直訳すると、密度が低いポリエチレン。低密度ポリエチレン、軟質ポリエチレン、ローデンなどと呼ばれています。
対して、HDPE(High Density Polyethylene)は高密度ポリエチレン、硬質ポリエチレン、ハイデンと。
それぞれの特徴は下記の通りです。
比重 | 0.91-0.92 |
---|---|
特徴 |
|
使用用途 |
|
比重 | 0.942以上 |
---|---|
特徴 |
|
使用用途 |
|
丈夫さが必要な場面ではHDPE、柔らかさや加工性が重視される場合はLDPEがそれぞれ最適な材質であることが分かります。
どちらも分子構造としては水素と炭素のみという点では変わりありませんが、製造方法によって差が生まれています。
ポリエチレンという言葉を聞いた際、似たような名前のポリプロピレンという素材も合わせて思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。
ポリプロピレンはPolypropyleneの頭文字からPPと表記されます。
ここでは、ポリプロピレンとポリエチレンの共通点や違いについてご紹介します。
以上のような特性により、ポリプロピレンはポリエチレンと同様、タッパー・バケツなどの日用雑貨や包装用フィルム・食品容器といったものによく使用されています。
ポリプロピレンとポリエチレンは、名前も使用用途も似ています。
ただ、下記のような違いがあることも覚えておきましょう。
以上の特性から、精度が要求される工業・医療用品や、細かいデザインを施した日用雑貨品など、ポリエチレンの特性ではカバーできないものにポリプロピレンが使われています。
また、加工性と速乾性に優れている点から繊維素材として使用されることもあり、使い捨てオムツや下着、アンダーシャツなどの素材にも選ばれているます。
ポリプロピレンは、ポリエチレンよりより幅広い用途で使用できる素材といえるでしょう。
普段、ポリエチレンについてじっくり知る機会はないでしょうが、実はとても優れた特性があり、幅広い用途で使われている素材です。
ここまで素材についてお話ししてきましたが、弊社ではポリエチレン製のポリバックやビニールバッグ、宅配バッグをフルオーダーでご依頼いただくことが可能です。
ご検討されている方は、ぜひ一度ご連絡ください。
素材選びなどに関しても、しっかりサポートいたします。