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入稿データが見つからないときに! 使用可能なロゴデータの探し方

入稿データが見つからないときに! 使用可能なロゴデータの探し方

ロゴの入った袋を作りたい!

袋作成の依頼時に一番多くいただくデザインが会社やお店のロゴを使ったデータです。 会社やお店のロゴを入れた袋を制作したい! でもロゴデータをどうやって送ればいいかわからないし、入稿作業もあまり経験がない。 そんな方も多いのではないでしょうか? たとえご自身でテンプレートにロゴを配置できなくても、印刷に使用できるデータさえ見つかれば、色とサイズを指定して袋への配置はレレカで作業することが可能です! 今回のコラムでは使用可能なロゴデータを見つけるためのいくつかの方法をご紹介します。

使用可能なデータってどんなもの?

そもそも使用可能なデータとはどんなものなのでしょう?入稿データは大きく分けてパスデータと画像データの2種類があります。 1つはパスデータといってパス(線)で作られたデータです。 コンピューターが線で形を認識できるデータのため、拡大・縮小しても使えるデータであること、色変更が簡単にできることが特徴です。 パスデータが見つかればどの袋にも入稿データとして使用できます。万能です! もう1つは画像データです。WEB上に表示しているロゴなどはjpgやpngなどの画像データで、解像度が非常に低いものが多いです。 解像度とは画像サイズのこと。低い解像度を高く変更することはできないため、画像データは解像度が印刷に適しているかを確認する必要があります。 入稿作業のイメージ レレカでは画像の入稿データの条件は袋の種類によって違います。ポリ袋の場合はどんな違いがあるのかを見てみましょう。
ポリ袋の袋の種類による入稿条件の違い
・通常のポリ袋:原寸大で解像度350dpi以上の画像データ ・ワンポイントポリ袋:原寸大で解像度1200dpi以上、モノクロ2階調の画像データ ・フレキソレジ袋:原寸大で解像度600dpi以上 ※ただしIllustratorテンプレートでは画像データは入稿不可
WEB上に表示している画像は解像度72dpiがほとんどのため、印刷には使えません。 また、WEBで表示されている色はRGBカラーといって印刷に使用するCMYKカラーとは異なる色域なのです。 ※RGBカラーとCMYKカラーの違いはこちらをご覧ください。 自社のホームページからロゴを保存して「これで袋を作りたいです!」といったご依頼はデータ不備となり、修正費がかかってしまいます。 印刷に適したサイズのものであれば画像データでも使用可能です。 パスデータとロゴデータの違い パスデータか画像データかを見分けるにはIllustratorなどのソフトでアウトライン表示をしてみましょう。 同じように見えても、コンピューターが線で形を認識できている方がパスデータ、ただの四角としか認識されない方が画像データです。 自分の持っているデータの種類がわからない、画像データはあるけれど確認できないという方はレレカまでお気軽にお問い合わせください。使用可能なサイズかどうかを事前確認いたします。

使用可能なロゴデータの探し方

それでは早速使用可能なロゴデータを探してみましょう!まずは万能なパスデータからです。

拡張子が.aiのデータ

拡張子が.ai ファイル名の末尾には拡張子といったファイルの種類を識別するための文字列がつけられています。○○○.jpgというファイルなら「.jpg」の部分が拡張子です。 まずは拡張子が「.ai」のデータを探してみましょう。 対応ソフトがないので自分ではファイルを開けないという方も、入稿前に事前確認いたしますので「.ai」のデータを見つけたらレレカまで送ってみてください。 ※Windowsの初期設定では、拡張子は表示されていません。拡張子が見つからない場合は「Windows〇〇 拡張子 表示」で検索し、お試しください(〇〇にはPCのバージョンが入ります。)

拡張子が.epsまたは.pdfのデータ

拡張子が.epsまたは.pdfのデータ 同じく拡張子が「.eps」または「.pdf」のデータも可能性は低くなりますが、パスデータの場合があります。 「.ai」が見つけられなくても諦めず探してみてください。

ロゴを作ってもらった会社からデータをもらう

ロゴを作った会社に確認 ロゴを作ってもらった際に納品データをいただいている場合もあるはずです。納品データや当時のメールを探しても見つからないときは、まずは探してみて、なければ、ロゴ作成会社にもう一度データをもらえないか聞いてみましょう。 ロゴの納品データにはDICやPANTONEなどの特色の指定も記載されていることも多く、統一したイメージを作るためには必須情報です。 店舗のロゴの場合は看板屋さんがデータを持っていることもあります。

名刺や封筒のデータを探してみる

名刺や封筒を確認 名刺や封筒、会社案内など他の印刷物に使われたロゴデータはパスデータである確率がかなり高いです。 名刺や封筒は外注している、という方は外注先にデータをもらえないか聞いてみましょう。 以前別の会社で作った袋のデータがある、という場合も同様です。 ここまで探してもパスデータが見つからない!という方へ。続いて印刷に使用可能な画像データを探してみましょう。

拡張子が.psdのデータ

拡張子が.psdのデータ 画像データで印刷に使用できる可能性が一番高いのは拡張子が「.psd」のデータです。 ただpsdデータであっても、先述の通り使用したいサイズで解像度が足りていないと印刷はキレイに仕上がりません。 psdデータを開くことができる方は、使いたいデザインサイズの原寸で解像度が足りているかを確認しましょう。 ソフトがなくて確認できない方は担当者までファイルを送っていただければ事前確認いたします。

拡張子が.jpgのデータ

拡張子が.jpgのデータ 可能性は限りなく低くなりますが、サイズによっては拡張子が「.jpg」のデータも使用できる場合があります。 わずかな望みにかけて担当者まで事前確認をご依頼ください。同様に「.png」や「.gif」といった画像データもありますが、こちらも解像度が低いことが多いため、印刷には不向きなデータです。

どのデータも見つからない場合は?

どうしてもロゴデータが見つからない時 ここまでご紹介したどのデータも見つからない、でもロゴを入れた袋を作成したい!という場合はどうしたらいいのでしょう? レレカでは別途修正費は必要になりますが、ロゴのトレースや近似フォントでの文字打ちを行っています。 ただ、元データが粗すぎたり、ロゴの形状によってはトレース自体ができなかったり、元のロゴと完全に同じデータにならない場合もございますのであくまで最後の妥協案とお考え下さい。 元々あるロゴデータを使用した方が仕上がりは絶対にキレイです。

ロゴデータは大切に管理しましょう

ロゴデータは大切に管理しましょう ロゴは会社の顔です。 見つからないからといってその場しのぎにトレースを繰り返したり、粗い画質の袋を作ってしまうと企業イメージにも関わります。 ロゴデータが見つからず入稿前のやりとりが増えると、時間がかかってしまい希望した納期に間に合わない。 なんてことにもなりかねません。自分では開けないから、といってロゴデータをもらわない、管理しないのは非常にもったいないです。 キレイな袋を作るためにも管理者を決める、バックアップはきちんととるなどしてロゴデータはしっかり管理していきましょう!

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