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生分解性プラスチックでできたポリ袋とは?

生分解性プラスチックでできたポリ袋とは?

はじめに

近年、環境への配慮から生分解性プラスチックでできたポリ袋が注目されています。 生分解性プラスチックは、プラスチックゴミによる埋立容量の問題や海洋生物を始めとした生態系への影響などの対策として有効だと考えれています。 しかしながら、生分解性プラスチックのポリ袋はイメージだけが先行していることも多く、情報が正しく伝えられていない側面もあります。 この記事では、生分解性プラスチックでできたポリ袋とは何かといったところから、バイオマスプラスチックとの違い、必要とされている背景までを解説します。

1.生分解性プラスチックとは?

生分解性プラスチックとは?
生分解性プラスチックは、微生物などによって水とCO2に分解されるプラスチックで、ポリエステルやポリプロピレンなどできたプラスチック製品と同じように使用できます。 従来のプラスチックは、廃棄物としての容積占有率が高く、埋立地が不足する原因ともいわれていました。加えて、自然界にはプラスチックを分解できる微生物が存在しないため、捨てられてゴミとなれば海洋汚染・土壌汚染の原因になるともされています。 そのため、生分解できるプラスチックは、これらの問題を解決する原料として期待されています。

1-1.生分解性プラスチックの原料

1993年のアナポリスサミットにおいて、生分解性プラスチックは「微生物によって分解され、炭酸ガス・水・メタン・バイオマスなどの自然的副産物のみを生じるもの」と定義されました。この条件を満たしていれば、生分解性プラスチックの原料は特に決まりはありません。 生分解性プラスチックには、大きく分けて「微生物系」「天然物系」「化学合成系」の3つに分けられます。

【微生物系】

バクテリアなどの微生物の細胞内で形成されたポリエステル(ポリヒドロキシアルカノエート(PHA))から生産されている。

【天然物系】

トウモロコシ・ジャガイモといった穀類・イモ類に含まれるデンプンやセルロースなどを熱可塑性へ変性したものから生産されている。

【化学合成系】

科学的に合成されたモノマー(プラスチック)を重合し、得られたポリマー(重合体)から生産されている。

2.生分解性プラスチックとバイオマスプラスチックの違い

生分解性プラスチックと混同されやすい原料が、「バイオマスプラスチック」です。 生分解性プラスチックとバイオマスプラスチックは、どちらも地球環境の問題を解決する原料として期待され、近年開発が進められています。 両方に共通する部分があるものの、原料や目的が大きく異なります。

●定義や原料の違い

前述のとおり、生分解性プラスチックは「微生物によって分解され、自然的副産物のみを生じるもの」と定義されています。 そのため、トウモロコシやサトウキビを原料とする生物由来のものもあれば、なかには石油系の原料を使って作られるものもあります。 一方で、バイオマス原料は生物資源です。さらに細かく解説すると、生物資源が25%以上含んでいれば、バイオマス原料であると定義されます。 ポリ乳酸などサトウキビやトウモロコシを主な原料として作られたプラスチック原料は、生分解性プラスチックであり、バイオマスプラスチックでもあると区別できます。

●目的の違い

生分解性プラスチックは、自然環境の汚染を防止することが目的です。 一方のバイオマス原料は、二酸化炭素の排出削減による地球温暖化防止が目的です。

3.生分解性プラスチックに関するQ&A

生分解性プラスチックは、近年になって開発が進んでいるということもあり、現状は理解されていないだけでなく、誤解されている部分も少なくありません。 ここからは、生分解性プラスチックに関する2つの点を詳しく解説します。

3-1.生分解性の袋は本当に自然分解されるの?

生分解性プラスチックは、とある研究機関によって自然分解することが確認されています。 しかし、以下の特徴があることを理解する必要があります
  • 一定の時間がかかること
  • 微生物の豊富な環境でなければ、分解が進まない
  • 温度などの条件を満たす必要があること
  • 条件を満たしたうえで自然分解されたとしても、原料が100%自然分解されるわけではなく、一部が分解されずに残ってしまう
原料によって異なるものの、自然分解されるまでに数ヶ月の期間を要することも珍しくありません。 そのため、これまでと変わらない「環境に配慮した活動」を行いましょう。

3-2.生分解性プラスチックでできたポリ袋は値段が高い?

以下の理由から原価が高い傾向にあります。
  • 需要が少ないため
  • 受注生産でなければ製造することができないため
具体的な金額に関しては、メーカーに見積もりを取って確認しましょう

4.なぜ生分解性プラスチックのポリ袋の需要が高くなっているのか?

なぜ生分解性プラスチックのポリ袋の需要が高くなっているのか?
世の中の環境問題への関心の高まりから、生分解性プラスチックの開発に注目が集まっています。 プラスチックのゴミを削減するためにエコバックの持参をすすめているお店がほとんどですが、以下の要件を満たしている場合は無料でレジ袋の提供が可能とされています。
  • 海洋生分解性プラスチックの配合量が100%以上
  • バイオマス素材の配合量が25%以上
  • 厚み50マイクロメートル以上の厚みのあるフィルム(再利用可能であるため)
そのため、水と二酸化炭素に分解される生分解性プラスチックのポリ袋は、環境への影響が少なく、レジ袋を購入しなくてはいけないという消費者への負担をなくす解決策になるのではないかといわれています。

まとめ

生分解性プラスチックのポリ袋は、現段階では能面でも価格面でも課題は残されています。 そのうえで、導入を検討してみてください。 なお、コストはかかってしまいますが、弊社でも生分解性プラスチックのポリ袋はご依頼が可能です。 一度相談をしてみたいという方は、ご連絡ください。 オリジナルポリ袋WEB・レレカはこちらから

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