ポリ袋は素材によって性質が異なるため、目的に合ったものを選ぶ必要があります。
ここでは、その選び方について解説します。
目的に合わせて選ぶ
包装用品であるため、入れるものの種類や性質、重さに合ったポリ袋を選ぶことが大切です。利用ケースごとに紹介します。
・重いものを入れたい
重いものを袋に入れて持ち運ぶ場合、耐えられるポリ袋が求められます。高い耐久性と強度を併せ持つ、HDPE製のポリ袋が適切です。
・尖ったものを入れたい
庭木の枝や使用済みの竹串などを入れる場合は強度とともに、尖ったものを保護するためにも伸びやすい性質のポリ袋が必要です。厚手でもあるLDPE製を選びましょう。
・内容物を見せたい/隠したい
自治体によって、ゴミ出しの袋は透明ポリ袋を指定されるケースがあります。透明の袋が必要な場合は、LDPE製のポリ袋を選んでください。逆に中身を隠したい場合には、白色半透明のHDPE製のポリ袋がおすすめです。
・ポリ袋調理に使いたい
食品の保存から加熱調理までをポリ袋で済ませるポリ袋調理では、冷凍・加熱で変質しないポリ袋を使わなければなりません。HDPE製のポリ袋を利用してください。
環境に配慮して選ぶ
近年、環境意識の高まりから、石油由来ではなく植物由来のポリエチレンが作られるようになっています。石油資源を消費しないため、また焼却時に二酸化炭素のような温室効果ガスの排出量も少なく、地球温暖化の防止策にもなります。
ただ、実は石油由来のポリ袋も焼却時にダイオキシンなどの有害なガスは発生しません。ダイオキシンは、塩素入りの物質を不完全燃焼したときに発生します。